大阪 Journal

日々を徒然に記述

2021-01-01から1年間の記事一覧

九州交響楽団 第9

九州交響楽団 第9 21.12.26 26日(日)に福岡のサンパレスホールに年末恒例の第九を聞きに行く。先日、ブラームスの2番、3番も聞きに行ったので、今月は2回目。チケットは4,000円。 生で第9を聞きに行くのも人生で2.3回目?当日は、駐車場に北九州や…

コロナ狂騒録

コロナ狂騒録 久しぶりに読んだ海堂尊の小説。コロナの影響で右往左往する日本の情勢を描く。小説であるが、ほぼ現実をなぞらえているので、ここ1年のコロナに振り回された現実の回顧録を読んでいるような感覚にもなる。 正直、エンターテインメントという…

教場X

教場X 新年のフジのドラマがキムタク主演で放送されたからか、表紙の風間もキムタクを彷彿とさせるものがある。 今回は教場とあるものの、実地で後進を鍛えるというOJTについての物語。ただ、実際に風間への言及はあまりなく、訓練される立場の人と、犯罪を…

シャンチー 象棋?

シャン・チー 博多駅の映画館で視聴。入りは5-6割? マーベルの新作であるが、これまでとだいぶ雰囲気が違う。アジア特に中国の色合い?が強いのは、中国市場を睨んでのマーケティング施策の一環か? 主人公は人の好さそうな青年であるが、やや地味。トニ…

アウシュヴィッツレポート

アウシュヴィッツレポート 福岡のKBCシネマで視聴。映画の日ということもあって、ほぼ満席。ややコロナの影響も頭をかすめるものの、映画が始まってしまえば、コロナも意識の外に。 アウシュビッツからスロバキア人が脱走、その惨状を他に西側諸国に伝えてい…

チンギス紀 十一 黙示

チンギス紀伝 十一 水滸伝から綿々と連なるストーリーもいよいよモンゴルが金国に攻め入るところまで到達。書誌にはチンギス、梁山湖へとあるものの、ここの描写はかなり薄味。水滸伝から読んでいると、金国は言ってみれば、幻翁こと親父の故国。そこに攻め…

黒牢城

黒牢城 by 米澤穂信 ミステリー畑の作者によるミステリー風歴史小説? 主人公が荒木村重とまた渋い。 舞台は伊丹にある有岡城。織田との攻防戦。小説の劈頭で、黒田官兵衛が捕まる場面が描かれる。その後要所要所で黒田官兵衛と荒木村重が城内で起きた不可思…

三体 死神永生

三体 死神永生 このスケール、時間軸、出色のSF作品と言ってよい。 これだけの内容をよくもまあと考えつくと感心するレベル。 2巻のエンディングが見事だったけに、この3巻のほうに不満を持つひともいるようであるが、3巻は3巻でそおのスケール感は圧巻…

続・用心棒

続・用心棒 GW中に読了。前作を読む前から続編を読んでしまうことに。こちらを気に入ったので前作を改めてアマゾンで購入。侠気があり、複雑なバックグラウンドがある主人公とNYの各種組織の込み入った利害関係の駆け引きも見もの。ここでも米国治安組織の…

帰らざる故郷

帰らざる故郷 ジョンハートの新作。500ページを超える長編であるが、ほぼ一気読み。部隊はベトナム戦争末期の1972年ノースカロライナ、シャーロット。ベトナム戦争の影響が色濃く影を差すなか、家族の葛藤が描かれるミステリ。いまだにベトナム戦争後を描…

GW前の黒川温泉

黒川温泉街 全国でコロナ禍がぶり返すなか、有給を取って、黒川温泉へ。宿をBooking.comで取り、高速バスで黒川へ。鄙びた雰囲気はなかなかで、農村の中にある温泉という感じ。 ただ、この折からのコロナの影響で夕食を取ろうにもやっている店がない・・・。…

監視資本主義

www.netflix.com Facebook,twitter,googleなどで枢要なポジションにいた人たちがネットやSNSが現状いかに人々の思想や行動に影響を与えているかという点に警鐘を鳴らす。 巨大企業が人々の生活に影響を及ぼすという意味では、今のGAFAMの生活への浸透度はそ…

マイシスターシリアルキラー

マイシスターシリアルキラー 混沌と言える都のナイジェリアのラゴスが舞台で美貌の妹がシリアルキラーとこの設定だけでそれなりに興味が沸くこちらの作品。まあ、ナイジェリアもまだまだ経済的なレベルが高くもないので、スマホを普通に使っているこちらの主…

ランナウェイ Hコーベン

ランナウェイ 解説の冲方丁曰く最先端の物語。DNA解析による祖先検索サービス?、SNS、動画サイトなど道具立てが現代的。最終的にあるカルト教団に物語はたどり着くが、その裏には主人公である夫妻にも影を差す。スマホであらゆるものが情報としてやりとりが…

ホテルネヴァーシンク

ホテルネヴァーシンク あるクラシックホテルをめぐる大河ストーリー?ミステリーというより文芸小説のよう。ホテルを舞台にしたある一族の一代記という感じ。謎の主体は割と早くわかる人にはわかる感じ。終幕が近くなると廃墟となったホテルを持て余すように…

元カレの遺言状

元カレの遺言状 アマゾン このミス大賞、作者は現役弁護士というスペックと、冒頭の場面からうかがわれる主役のキャラクターのインパクトで最後まで読み終えてしまった。細かい粗はあるものの、筋立ては興味深かった。少々差し挟まれる渉外弁護士と町弁の違…

clubhouseを使ってみた

news.yahoo.co.jpここ10日くらいで結構な盛り上がりの音声SNS。招待制なので、なかなか試すことができず。思い切ってヤフオクで招待権?を買ってしまい、早速アクセス。 使ってみると、SNSと言うよりは番組の乱立したラジオ?的な感じ。 中には、オーディエ…

たかが殺人じゃないか

たかが殺人じゃないか このミス国内部門1位作品。 最初読み始めるとラノベのような雰囲気と、戦後直後というあまりなじみのうすい時代が背景のため、興が乗るまでやや時間がかかる。ただ、軌道にのってからはあっという間に読了。舞台が名古屋近辺なので、…

白いのになぜ「銀世界」 「細雪」とはどんな雪? 雪の名前から見える風景

weathernews.jp 文章術の本には、大抵わかり易い表現を使え、馴染みのない言葉はあまり使うべきでないと書かれることが多い。ただ、それでもこのコラムのような優雅な表現は使って見たくなるもの。 わかりやすさは重要ではあるが、それがすべてではないだろ…