大阪 Journal

日々を徒然に記述

帰らざる故郷

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帰らざる故郷

ジョンハートの新作。500ページを超える長編であるが、ほぼ一気読み。部隊はベトナム戦争末期の1972年ノースカロライナ、シャーロット。ベトナム戦争の影響が色濃く影を差すなか、家族の葛藤が描かれるミステリ。いまだにベトナム戦争後を描く作品が多いのはそれだけのものを米国に残したということであろう。いずれアフガン戦争や、イラク戦争のことも描かれる作品が増加するのかも。

この作品でも最新のセキュリティーシステムなども舞台装置として出てくるが、なにせ1972年。SONYPANASONICの名前も出てくるのであるが、この時代にPANSONICなんてブランドは実在したか?とも突っ込みできるようなところも。ネットやスマホの登場で、ミステリー作品もいろいろやりにくくなっているのかも。

帰らざる故郷