大阪 Journal

日々を徒然に記述

教場X

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教場X

新年のフジのドラマがキムタク主演で放送されたからか、表紙の風間もキムタクを彷彿とさせるものがある。

今回は教場とあるものの、実地で後進を鍛えるというOJTについての物語。ただ、実際に風間への言及はあまりなく、訓練される立場の人と、犯罪を起こす加害者の群像劇のような印象。それはそれで面白い。一方で、前作にあったようなエキセントリックな警官はあまり出てこない。

最後、風間がまた教場に戻ることになるので、続編間違いなし?と思われるが理由がややぱっとしない・・・。

シャンチー 象棋?

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シャン・チー

博多駅の映画館で視聴。入りは5-6割?

マーベルの新作であるが、これまでとだいぶ雰囲気が違う。アジア特に中国の色合い?が強いのは、中国市場を睨んでのマーケティング施策の一環か?

主人公は人の好さそうな青年であるが、やや地味。トニーレオン演じる親父さんとは対照的。テンリングスのギミックはなかなか劇的で効果も面白い。一方で、今回のストーリーの世界観にはどうもついていけないと言うか。(今までのマーベルの映画の世界観とやや毛色が違い違和感ありあり。)

全体的には楽しめるエンターテインメント。今後他のマーベル作品とどう絡んでいくか楽しみである。

アウシュヴィッツレポート

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アウシュヴィッツレポート

福岡のKBCシネマで視聴。映画の日ということもあって、ほぼ満席。ややコロナの影響も頭をかすめるものの、映画が始まってしまえば、コロナも意識の外に。

 

アウシュビッツからスロバキア人が脱走、その惨状を他に西側諸国に伝えていくための逃避行を描く。アウシュビッツ・ビルケナウの惨状の描き方も直截的で、やはり恐ろしい。その恐ろしさを乗り越えて、外部(赤十字社)に伝えようとするものの、その外部の人との温度差が印象的。実際、現代から見ればナチスによる強制収容所はまれにみる蛮行ということになるが、同時代的には実態が知られていない間には、ドイツと事を構えたくないが故の事なかれみたいなことはたくさんあったのでは?と思わされる。

 

エンドロールのところで、現代のポピュリスト政治家の音声を入れているところもなにか象徴的であり、印象の残る演出であった。

引用

著名な哲学者ジョージ・サンタヤーナの名言が引用されるイントロダクションは全ての観客の関心を引くはずだ。「過去を覚えていない人は、過去を繰り返す運命にある」。

 

他レビュー

news.yahoo.co.jp

チンギス紀 十一 黙示

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チンギス紀伝 十一

水滸伝から綿々と連なるストーリーもいよいよモンゴルが金国に攻め入るところまで到達。書誌にはチンギス、梁山湖へとあるものの、ここの描写はかなり薄味。水滸伝から読んでいると、金国は言ってみれば、幻翁こと親父の故国。そこに攻め入ることにチンギスにとって感情の揺さぶりみたいなものがあるかというと特になし。

これからさらにモンゴルは強大になっていくのだろうが、国造りに対しての懊悩とかはあまり描かれておらず。個人(漢)を追うよりも、国の存亡を描くようなイメージになっていく??

黒牢城

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黒牢城 by 米澤穂信

ミステリー畑の作者によるミステリー風歴史小説

主人公が荒木村重とまた渋い。

舞台は伊丹にある有岡城。織田との攻防戦。小説の劈頭で、黒田官兵衛が捕まる場面が描かれる。その後要所要所で黒田官兵衛荒木村重が城内で起きた不可思議な事象を巡って行う駆け引きが見もの。

著者はそもそも歴史小説の書き手ではないものの、格調高い文体で安心して読める。一気読みであった。

ただ、戦争中の舞台で悠長に謎解きをしている暇があるとも思えず、現実にはないだろうなあというところもしばしば。

趣向が面白いので、できれば違った舞台のものも書いてほしいところ。

三体 死神永生

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三体 死神永生

このスケール、時間軸、出色のSF作品と言ってよい。

これだけの内容をよくもまあと考えつくと感心するレベル。

2巻のエンディングが見事だったけに、この3巻のほうに不満を持つひともいるようであるが、3巻は3巻でそおのスケール感は圧巻。SFの醍醐味を感じる。

主人公のキャラクターはぱっとしないが、それすら些事。

 

続・用心棒

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続・用心棒

GW中に読了。前作を読む前から続編を読んでしまうことに。こちらを気に入ったので前作を改めてアマゾンで購入。侠気があり、複雑なバックグラウンドがある主人公とNYの各種組織の込み入った利害関係の駆け引きも見もの。ここでも米国治安組織の縄張り争いがエピソードとして組み込まれているのはご愛敬。